夢と金

夢と金

「夢と金」に学ぶ、お金の意味とは

かとう

みなさんはいままでお金の勉強をしてきましたか?

まなぶ

お金って勉強するものなの?

けいこ

無駄使いせずに貯金しなさい、っていわれたかな?

かとう

みなさんの夢を実現するために、お金の勉強は必要なんですよ

「お金とは何なのか」「これからの時代にお金を稼ぐための方法」をこの本から解説していきます。

目次

この本をひとことで言うと

正直、わたしもお金のことは勉強してこなかったし、「投資」と「投機」の違いもよくわかっていませんでした。

実際に知らなかったことで損をしたり、辛い思いをしてきています。

お金の話は学校でも家でも教えてくれませんが、子どものうちから知っておくべき必須課程だと思います。

これは大人だけでなく、子どもも読んでおくべきわかりやすいお金の本です。

「夢と金」とは

夢と金

夢と金」は絵本「えんとつ町のプペル」やオンラインコミュニティ「西野亮廣エンタメ研究所」運営のキングコング西野亮廣さんの著作です。

「夢と金」の目次
  • まえがき
  • 第一章 富裕層の生態系
    知識不足で命を落とすな
    「高価格帯」にクレーム入れるバカ
    富裕層を知り「プレミアム」と「ラグジュアリー」の違いを知れ
    「夢」の計算式
    機能を売るから「高い」を感じさせてしまう
    キミの挑戦に大きなお金を出してくれる人の生活を想像しろ
  • 【番外編】 「脱・労働集約型」と「脱・完売思考」
  • 第二章 コミュニティ
    「機能」がお金にならないことを受け止めろ
    歴史的大敗から学ぶ「ハイスペック」と「オーバースペック」
    【機能検索】から【人検索】へ
    「正しいサービス」よりも「惚れるサービス」
    相場を無視できる【人検索】の実例
    求められているのは「顧客のファン化」だ
    「応援シロ」の計算式
    「ファン創造」の実例
    コミュニケーションはどこから生まれるのか?
    不便がもたらしてくれるもの
  • 【番外編】お金のイロハ〜借金は悪いもの?
  • 第三章 NFT
    海に沈んでいるお金の話
    新しい扉の前にはいつも長い説明がある
    NFTをメッチャ簡単に説明してみる
    絵本作家の新しい収入源
    NFTというラグジュアリー商品
    お金のような「共同幻想」
    「デジタルババ抜き」になるNFT
    AI×NFTで活動資金を作る
    人を助けるためのお金を集めるツール
    時代を正しく把握しろ
  • あとがき 〜夢と金〜

お金のイロハ

かとう

まずはお金の使い方について、整理しましょう

「消費」「浪費」「投資」「投機」「貯金」

お金は「消費」「浪費」「投資」「投機」「貯金」の5つの使い方があります。

「消費」は、日常生活を続けるためにお金を使うこと。家賃とか食費とか。

「浪費」は、必要以上にお金を使うこと。ブランドの服とか、いわゆる「無駄遣い」。

「投資」は、未来の自分のためにお金を使うこと。本を買ったり、スクールに通ったり。言い方を変えると「リターンが見込める商品を購入すること」。

「投機」は、価格変動を予測して上がるか下がるかに賭けて売買すること。「ギャンブル」とも言える。

「貯金」は、お金を貯めること。銀行に預けることは「預金」という。

「無駄使いせずに貯金しなさい」の意味

けいこ

「無駄使いせずに貯金しなさい」って、こどものころに親から言われてました

子どもは「消費」は親が払ってくれるので、お小遣いの使い道は「浪費」か「貯金」しかありません。

「浪費」はいわゆる「無駄遣い」でダメですが、実は「貯金」もダメなのです。利息はほぼ付きませんし、今物価があがっているので、持っているとお金の価値は下がるばかり。つまり損しています。

そう、お金のことがわかっていない親のアドバイスは「損しなさい」と言っているようなものなのです。

「借金」って何だ?

「借金は悪いこと」として教えられてきたかもしれけれど、実は借金には「いい借金」と「悪い借金」があるのです。

「いい借金」とは「リターンが確実に見込める投資」に使う借金

悪い借金」とは「消費」や「浪費」のための借金

「悪い借金」はしてはダメで、本来は借金するのではなく「消費」や「浪費」を抑えるべきなんですね。

「いい借金」は、例えばネット予約注文をとった商品が1000個売れた。商品をつくるために銀行から融資を受けた(借金した)なんて場合ですね。

たくさん売ることが難しい時代

まなぶ

商売って商品をたくさん売ればいいんじゃないの?

かとう

もうたくさん売って儲けるというパターンは通用しなくなってきているんです

もう薄利多売じゃない

「日本の人口が減ってきた」とか「欲しいものは既に持っている」といわれてきて、数を売る事が難しい時代になっています。

がんばって作って、たくさん売って、たくさん儲かる、という方程式が通用しなくなってきているんです。

だから「高く買ってもらう」ということを考えなければならない時代になってきています。

「プレミアム」と「ラグジュアリー」

「プレミアム」と「ラグジュアリー」という言葉の意味を理解していると「高く買ってもらう」ことに近づけます。

プレミアム」とは、競合の中で一番いいもの。クルマでいえばベンツ。700〜800万円

ラグジュアリー」とは、競合相手がいないもの。クルマでいえばフェラーリ。2000〜3000万円

「プレミアム」はお客さんが他と比べてこの機能があるから、このメーカーならと金額を決めていく。でもラグジュアリーは売り手の言い値で金額が決まる。

その違いは「意味」を売るかどうか、なんです。

「機能」ではなく「意味」を売る

けいこ

「意味」を売るって、どういうこと?

かとう

買う人の「応援したい」気持ちみたいなことかな?

けいこ

???

「意味」を売るとは

例えばスーパーで売っている白いTシャツは3枚千円。グッチのTシャツは1枚7〜 8万円。
素材や品質が70~80倍良いわけではなく、買う人は「グッチ」というブランド=意味を買っています。

コミュニティの必要性

今は情報もノウハウも誰でも知れるようになったので、いろいろなモノの差がなくなりました。昔ふつうにあったまずいラーメン屋さんはなくなってしまいました。

A店で食べても、B店で食べても、C店で食べても、そこそこおいしい。

そうなるとコミュニティで知り合いになった山田さんのラーメン店に行くようになります。

「おいしい」とか「使いやすい」といった「機能」はどこでもほぼ同じなので、「知り合いの店」とか「このメーカーのファン」といった「意味」でみんなが買い物するようになってきたんです。

顧客を選ぶ

全員にいい顔しようとすると、たくさんコストをかけて、そのコストをまかなうためにたくさん売っていかなければならなくなります。

あえて顧客を選ぶことによってコストをかけず、大きく利益を得るというやり方も今後は増えていきます。

例えば人里離れた一軒家の宿。電気を引いたりすると工事のコストや保つためのコストがかかるので「ロウソクやランプの灯りで夜をお楽しみください」とアナウンス。「電気がなければ不便」という客を対象から外すことによって、コストをかけずに他にはない宿泊体験を提供することができます。

新しいお金の可能性

NFTについて

NFTという新しいテクノロジーがでてきました。暗号資産やブロックチャーンと言われるテクノロジーと関係するものです。

詳しい理解はこれから自分たちで学んでいくとして、この仕組みによって新しいお金の稼ぎ方が誕生しているということだけは理解しておきましょう。

まとめ

お金の勉強の本っていきなり「株」とか「投資」の話で、正直敬遠していました。

でもこの本は、スーッと入ってくる。

「なるほど、確かにお金の知識は必要だ」と素直に思える。

一応ビジネス書ですが、堅苦しくなくてスラスラ読めますから、それこそ親子で「夢と金」ぜひ読んでみてください。

夢と金

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この記事を書いた人

CONTENTS.JP代表。企画を考えるところから、コピーライターとして広告を作ったり、サイトを作ったり、等々いろいろやってます。

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