HALというAIとの出会い
スタンリー・キューブリック(Stanley Kubrick)監督の名作は数あれど、私が大好きなのは「2001年宇宙の旅(2001:A Space Odyssey)」です。
SF映画の金字塔と言われています。
スターウォーズ(Star Wars)によって生まれた空前のSFブームの波にのって日本でもリバイバル上映されて、私はその時に初めて見ました。たしか中学生だったかな。
言葉による説明が少なくて難解といわれることもありますが、そんなことどうでもいいです。実際、中学生の私も「わかったような、わからなかったような」という感想でした。
でも、感動しました。興奮しました。
仮にストーリーがよくわからなかったとしても、圧倒的な映像美と音楽とのシンクロに酔いしれれば、十分元がとれます。
この映画、HALというコンピュータが出てきます。かなり重要な役割です。
このHALはIBMより一歩進んだコンピュータという意味でアルファベット順のそれぞれ一文字前の文字をとって(I→H、B→A、M→L)名付けられたと言われています。
HALは普通にしゃべります。SiriとかGoogleとかAlexaみたいな感じです。もっと自発的にしゃべるのでAI、いまならChatGPTがしゃべるような感じですかね。
人間はいろいろな道具を使い、その道具を進化させてきましたが、道具の進化の究極がHALなんじゃないのというキューブリックの問いかけなんだと思います。
私が初めて買ったコンピュータがアップルのMacintosh Plusだったのですが、画面にHelloと出てきたのには感動したし、HALを思い出しました。まだネットにもつながらないスタンドアローンのマシンでしたけど、未来というか可能性を感じたんですね。
それからインターネットが出てきて、iPhoneが出てきて、DeepLやChatGPTが出てきて、HALの世界に近づいている感じがします。
2001年の1月1日に家のDVDで見直したのを覚えています。
今年は2023年、人類はどこへ行くんですかね。
2001年宇宙の旅(1968年)
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