数学と「ひらめき」
マサチューセッツ工科大学、通称MIT。アメリカの理系の優秀大学なので、名前ぐらい聞いたことがあるかもしれません。
この映画はそのMITが舞台。
数学の教授が超難問を出します。でも難しすぎて世界的に優秀と言われている学生たちにも解けない。
黒板に解けない難問を残して教授は帰ってしまいますが、翌日来るとなんと完璧な解答が。いったいだれが…。
というストーリーで数学が重要な要素になっている映画です。
この映画、実はマット・デイモン(「ボーン・アイデンティティ」シリーズ)とベン・アフレック(「バットマン」)が脚本を書いたそうです。
どちらも当時素人で、でも脚本が採用されて、二人とも出演もしてというシンデレラストーリー。
アカデミー脚本賞を取るというおまけまで付いて、二人とも俳優としても大スターになったのは、みなさんご存じの通り。
で、話を数学に戻しますと、数式って公式をわかっている人なら順番に解いていけば何でも解けるみたいなイメージだったんですけど、ちがうみたいですね。
いわゆる「ひらめき」がないと解けないらしい。
そういえば図形問題を解くのに「補助線を引きなさい」って教わりましたね。適当に線を引いても解けなくて、どう補助線引くのかを「発見」する「ひらめき」がないとダメなんでしたね。
いやぁ、いかに勉強していなかったかがバレてしまった(笑)。
数学の得意な人でも問題を見てすぐに解法がわかるひとはほとんどいないそうです。
「ある解法を試す」→「ダメだった」→「違う解法を試す」→「ダメだった」というトライ&エラーを解けるまで繰り返すんだそう。
その話を聞いて「それって企画出しとか事業計画とかと同じじゃないか」と気付きました。
理系と文系って全く違うと思っていたですが、実は根っこは同じなんですね。
ちなみに数学上達の秘訣は「数学を楽しむ」だそうです。
数学もそうだし、勉強も、もともと「楽しい」ものだったはずなんですけどね。私たちはいつから「勉強=つらい」になってしまったんですかね。
グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち(1998)
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