映画で社会科見学「ウィンストン・チャーチル」

ウィンストン・チャーチル

指導者の決断力

ウィンストン・チャーチルは第二次世界大戦当時のイギリスの首相。名宰相と呼ばれたり、最も尊敬するリーダーに選ばれたりする人物として有名ですが、実際にどんな人だったのかを描いたのがこの映画です。

第二次世界大戦はドイツとイタリアと日本が、イギリスやフランスやアメリカや中国などと戦った戦争です。

この映画はヒトラー率いるドイツが連戦連勝でヨーロッパを全て飲み込むような勢いの時にイギリスはどうする…というタイミングの数日間をけっこうリアルな感じで再現しています。

戦争中(とはいえイギリス本土はまだ戦火が広がってませんが)なのに、街の人々が普通に生活しているのが印象的。

チャーチルは貴族出身なので地下鉄に乗ったことがないなんてエピソードも印象的。

で、映画を観て改めて思うのですが、チャーチルってそんなにすごいか? という感じ。

変に神格化しないで、ちょっと偏屈で変わり者のオッサンとして描いているところは大いに共感できるのですが、チャーチルの決断に対してこれってたまたまギャンブルが当たっただけなんじゃないの、と思ってしまったんですね。

というのもチャーチルって、けっこう負けてるんですよね。

第二次世界大戦って、それまで中立を保っていたアメリカが日本からの真珠湾攻撃をきっかけに参戦してドイツと日本を打ち負かした(イタリアは途中で降伏)という流れだとおもうのです。なので連合国側が勝てたのはチャーチルの決断が凄かったのではなく、アメリカが参戦してくれたおかげだと思うのですが…。

副題の「ヒトラーから世界を救った男」というのは大げさでなんだかなという感じです。

とはいえジョンブル魂(英国人魂)をむき出しにして戦うことを宣言する演説はかっこよかったですけど。

戦時中、陸軍の暴走を抑えられなかった日本の政治家と比べればはるかに魅力的な人物です。

映画にも出てきますが、ちょきを上に向けて出すVサインは、Victory(勝利)のVで、このときに流行ったと言われてます。

いろいろな意味で世界に影響を与えた政治家ではありますね。

ウィンストン・チャーチル ヒトラーから世界を救った男(2018)

#contents_JP #映画 #映画は先生

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ウィンストン・チャーチル

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この記事を書いた人

CONTENTS.JP代表。企画を考えるところから、コピーライターとして広告を作ったり、サイトを作ったり、等々いろいろやってます。

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