
「炬燵」はなんて読むでしょう?
こたつ
冬の定番、あの暖房

実は室町時代に禅宗から広まった暖房
解説
「炬燵」と書いて、こたつ。冬になると出てきて、一度入ったら出られなくなる、あの暖房です。
実はこの暖房、室町時代からあります。辞書は「床に炉を設け、上にやぐらを置き、ふとんを掛けて暖をとるもの」と説明し、室町時代に禅宗から広まったと記しています。「炬燵」という漢字そのものも禅僧の発案と考えられているそうで、始まりは寺の中にあったようです。
やがて、こたつは二つの方向へ分かれます。床を掘り下げた炉から発達したのが掘りごたつ、持ち運べる火鉢から発達したのが置きごたつ。古いのは掘りごたつのほうで、室町時代に現れました。置きごたつが一般に広まったのは元禄(1688〜1704)のころといわれます。熱源は炭から電気へと変わりましたが、やぐらに布団を掛けて足を入れるという工夫は、そのまま受け継がれてきました。
ちなみに「炬燵」「火燵」という漢字は、いずれも当て字です。語源は「火榻子(くゎたふし)」の唐音からとする説が有力とされます。「榻(しじ)」は牛車に乗り降りするときの踏み台のことで、やぐらの形が似ていたから、というわけです。ただし断定はされていません。
室町のむかし、寺のどこかで同じように足を入れていた人がいる。その姿勢のまま、いまも誰かがみかんに手を伸ばしています。
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