
「銀杏」は「ぎんなん」のほかに、なんて読むでしょう?
いちょう
木の名が「いちょう」、実が「ぎんなん」

実は東京都のマーク、イチョウではなく東京の「T」
解説
「銀杏」は、読み方が二つあります。木そのものを指すときは「いちょう」、食べる種子を指すときは「ぎんなん」。同じ二文字が、木と実で読み分けられているわけです。
辞書によれば「ぎんなん」は「ぎんあん」が連声(れんじょう)で変化した読み。「観音」が「かんおん」から「かんのん」になるのと同じ仕組みです。一方の「いちょう」は、葉の形が鴨の足に似ていることから中国で「鴨脚」と呼ばれ、その音がなまって伝わったとする説が有力とされています(精選版日本国語大辞典は「鴨脚の唐宋音の変化した語」と説明します)。
ところで、東京都の木はイチョウです。昭和41年、ケヤキ・イチョウ・ソメイヨシノの三候補で都民の一般投票が行われ、選定委員の大多数はケヤキに賛成だったものの、投票結果(イチョウ7,919票・49%)のとおりイチョウに決まりました。
そして、よく「いちょうマーク」と呼ばれる、あの緑色のシンボルマーク。東京都の説明では、あれはイチョウの葉ではありません。制定の告示にあるとおり「東京のアルファベットの頭文字『T』を中央に秘め、三つの同じ円弧で構成したもの」です。
街路樹としても、イチョウは日本一。国土技術政策総合研究所の調査(令和4年3月31日現在)では、全国の高木のうちイチョウが521,075本で最多でした。2位のサクラ類は521,053本。その差は、わずか22本です。
Shorts
確認状態
reviewed
