
「ワクチン」の語源になった動物は何でしょう?
牛
ラテン語で雌牛を意味する「vacca」から

実はすべての予防接種をワクチンと呼ぼうと言ったのはパスツール。
解説
「ワクチン(vaccine)」の語源は、ラテン語で雌牛を意味する「vacca(ワッカ)」です。1796年、イギリスの医師ジェンナーは、牛の病気である牛痘にかかった人が天然痘にならないことに着目し、8歳の少年に牛痘を接種しました。ジェンナーが牛痘に付けたラテン名「variolae vaccinae(牛の天然痘)」が、フランス語のvaccinを経て、いまの言葉になりました。
ただし今は、インフルエンザにも狂犬病にもワクチンという言葉を使います。牛とは関係がないのに、です。1881年、ロンドンで開かれた第7回国際医学会議で、ルイ・パスツールが、ジェンナーへの敬意としてこの言葉を天然痘以外の予防接種にも広げて使うと述べたことがきっかけでした。
ちなみにジェンナー自身は、牛痘のもとは馬の病気ではないかとも考えていました。19世紀に使われた古いワクチンを解析したところ馬痘ウイルスによく似ていた、という報告もあります。
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