
「プルースト現象」とは、どんな現象でしょう?
においで記憶がよみがえる
由来はプルーストの小説。紅茶に浸したマドレーヌで幼い日を思い出す場面

実は下書きでは、マドレーヌではなくトーストだった
解説
「プルースト現象」は、ふとしたにおいをきっかけに、忘れていた昔の出来事が思いがけずよみがえる現象。心理学でも研究されているテーマです。
名前の由来は、フランスの作家マルセル・プルーストの長編小説『失われた時を求めて』(第1巻は1913年刊)。主人公は紅茶に浸したマドレーヌを口にした瞬間、少年時代の日曜の朝にレオニ叔母さんがくれた同じお菓子の味を思い出し、町の記憶まで一気に戻ってきます。
ただし小説でのきっかけは、香りより「味」。プルーストは、ほかのすべてが消えても、においと味だけは長く残ると書いています。
そして1908年ごろの下書きでは、紅茶に浸すのはマドレーヌではなく、トーストでした。
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