
おなかの薬「正露丸」。名前の「露」の字は、もともと何を表していたでしょう?
ロシア
昔は征服の「征」で征露丸

実は日露戦争では陸軍が軍人全員に服用を命じていた
解説
正露丸の「露」は、ロシアのことです。もとの名前は、ロシアを征するという意味の「征露丸」でした。
1902(明治35)年、大阪の薬商・中島佐一薬房が、木クレオソートを主成分とする丸薬に「忠勇征露丸」と名づけ、大阪府から販売の許可を受けたとされています。ロシアとの緊張が高まっていた時期です。日露戦争中には、陸軍も木クレオソートの丸薬を「征露丸」と名づけ、軍人全員に服用を命じたという記録が残っています。
戦後の1949(昭和24)年、国際関係上、ロシアを征するという意味の名前はよくないとして、「征」の字を「正」に改めました。1954(昭和29)年ごろから、今の「正露丸」の名前になっています。
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